それでは、翻訳のはじめに、先ず武術資料の翻訳作業には、一体どのくらいの作業工
程が必要であるのか、筆者が実際に武術書の翻訳作業を完成させるに至るまでを考察
してみた。

 すると筆者が翻訳作業を進めるのには、次のプロセスをふんでいることが分かった。

 @、研究資料の蒐集
 A、翻訳資料の決定
 B、翻訳部分のコピー
 C、翻訳作業
 D、参考文献調べ
 E、議論
 F、推敲
 G、完成と保存

 これより以下、各論にて、これら八つの項目にて検討したい。

 

現在、筆者が翻訳中の河北派形意拳の拳譜
「李存義拳譜」こと「岳氏意拳五行精義」

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